Espresso 2.0 が Android support library の一部としてリリースされた
上記エントリにあるように、Espresso 2.0 がリリースされた。 Espresso は Android アプリの自動テストのためのライブラリである。 ほぼ上のエントリに書かれている内容であるが、Espresso 2.0 のリリースについて紹介する。
変更内容など
一番大きな変更は、Android support library の一部になったことだと思われる。 (上のエントリにもそう書かれている。) *1 そのおかげで、Android SDK で 「Android Support Repository」 をインストールしておけば (JAR をダウンロードしたりせずに) 簡単に使用できるようになった。
API 的には、パッケージ名の変更以外は大きな変更点はなさそうである。 とはいえ一部非互換な変更が加わっているので、そこら辺は気を付ける必要がある。 変更内容はリリースノートを見ると良い。
また、Instrumentation テストランナーとして GoogleInstrumentationTestRunner
にいくつかの機能を追加した AndroidJUnitRunner
が含まれている。 JUnit 4 サポートも含まれていて、これを使うことで JUnit 4 を使ったテストを書けるようになる。
ドキュメント
2015 年には Android Developers の方にドキュメントが移される予定のようだが、今のところはまだ android-test-kit でホストされている。 2016 年現在、ドキュメントは既に移されている。
- Android Developers 内のドキュメント : Testing Support Library | Android Developers
- Testing support library の GitHub Page : Android Testing Support Library
Testing Support Library の Javadoc は以下。
サンプルコード
サンプルプロジェクトが GitHub にホストされている。 JUnit 4 を使ったテストの例などもあり、参考になる。
また、私が公開している Espresso を使用したテストの例も Espresso 2.0 に対応させた。
「Espresso を使って PreferenceActivity の自動 UI テストを行う」 のエントリを書いたときに作ったサンプルプロジェクトである。
関連エントリ
JUnit 4 によるテストの説明や紹介をしているエントリがあります。
変更履歴
- 2016-10-02 : リンク先が Not Found になっているものがあったので、リンク先を変更しました。
*1:早く Volley も support library の一部にならないかな。