ひだまりソケットは壊れない

ソフトウェア開発に関する話を書きます。 最近は主に Android アプリ、Windows アプリ (UWP アプリ)、Java 関係です。

まじめなことを書くつもりでやっています。 適当なことは 「一角獣は夜に啼く」 に書いています。

読んだ : これからつくる iPhone アプリ開発入門 — Swift ではじめるプログラミングの第一歩

何故か iOS アプリ開発に関わることになったので iOS アプリ開発について学んでいる。

とりあえず

の 2 つを読んで基礎の基礎だけおさえたところで本書を読んだ。

新たに学んだこと

Foundation フレームワーク周り

UIKit フレームワーク周り

その他フレームワーク周り

本書で出てきたフレームワーク

Swift 言語周り

その他 iOS アプリ周り

  • 重なっている view の z 軸方向の重なり順を Interface Builder (IB) 上で変更するにはドキュメントアウトライン上での前後の位置を変えればよい
    • オブジェクトを選択して、メニューの Editor > Arrange > Send to Front などで変更することも可能
  • Xcode でパラメータ情報を見るにはカーソルを当てて Option キー
  • App Transport Security で通信のセキュリティ周りが規定される
    • NSAppTransportSecurity キー
    • 参考 : Cocoa Keys
    • iOS 10 でデフォルト設定が変わったらしい

関連して調べたこと

そもそもフレームワークとは?

共有リソース *1 を保持する構造化されたディレクトリ (バンドル) のことらしい。

A framework is a hierarchical directory that encapsulates shared resources, such as a dynamic shared library, nib files, image files, localized strings, header files, and reference documentation in a single package. Multiple applications can use all of these resources simultaneously. The system loads them into memory as needed and shares the one copy of the resource among all applications whenever possible.

What are Frameworks?

A framework is a bundle (a structured directory) that contains a dynamic shared library along with associated resources, such as nib files, image files, and header files. When you develop an application, your project links to one or more frameworks. For example, iPhone application projects link by default to the Foundation, UIKit, and Core Graphics frameworks.

Framework

感想

かなり丁寧に Xcode 上での操作手順などの説明が書かれていて、iOS 開発以外も含めてプログラミング自体の初心者向けという感じ。 とりあえず最初の一歩としては良さそう。 開発経験者でも、iOS が初めてなら本書をばーっと読んで一通り学ぶという使い方はできそう。 (とはいえ古いので今だと他に良い本もありそう。)

一方でソースコードに微妙なところがあったり *2、デリゲートの説明とかクロージャの説明とかが微妙だったりするのは気になった。

*1:ダイナミックシェアードライブラリや nib ファイル、画像ファイル、ローカライズされた文字列やヘッダファイル、リファレンスドキュメントなど。

*2:AVAudioPlayerの使い方」 のソースコードはまさに本書のもので、AVAudioPlayer の初期化処理がちょっと謎な気がする。