ひだまりソケットは壊れない

ソフトウェア開発に関する話を書きます。 最近は主に Android アプリ、Windows アプリ (UWP アプリ)、Java 関係です。

まじめなことを書くつもりでやっています。 適当なことは 「一角獣は夜に啼く」 に書いています。

Android アプリ開発のためのサポートライブラリについて

Android の新しい API level で追加された機能を古い API level でも使用できるようにしたり、その他便利機能を提供するサポートライブラリが、Android SDK により提供されています。 それなりに古い端末もサポートしながらアプリ開発をする場合はサポートライブラリ (の一部) はほぼ必須なのですが、サポートライブラリについて初心者向けに書かれている情報があまりないのでまとめておきます。

サポートライブラリの種類

サポートライブラリの種類としては、2015 年 6 月 13 日現在 (support library revision 22.2.0) のところ以下のものがあります。

サポートライブラリのセットアップ

サポートライブラリを使用するために、まずは Android SDK Manager を使ってサポートライブラリをダウンロードします。 上記ページに書いてあるように、Android SDK Manager を開き、“Extras” の “Android Support Repository” を選択して、インストールしてください。 (Android Studio で開発している場合。)

次に、サポートライブラリに対する依存関係をプロジェクトの build.gradle に記述します。 例えば v4 support library の revision 22.2.0 を使用する場合は以下のようになります。 (Support Library Features のページに、各ライブラリの依存関係の記述方法が書かれています。)

dependencies {
    ...
    compile "com.android.support:support-v4:22.2.0"
}

Gradle を使用しない場合の方法は 「Support Library Setup」 に書いてあります。

android-support-v4.jar って バージョン 4 じゃないんですね

android-support-v4.jar って、最初見たときに 「Android Support Library」 の version 4 だと思ってた (つまり、android-support-v4.jar にはバージョン違いのものが存在せず、バージョンアップしたら android-support-v5.jar とかになると思ってた) のですが、そんなことはないんですね。

ということをこないだ知ったのでこの記事を書きました。

更新履歴

  • 2015-06-13 : Android Support Library revision 22.2.0 の内容に合わせてエントリの内容も更新。