ひだまりソケットは壊れない

ソフトウェア開発に関する話を書きます。 最近は主に Android アプリ、Windows アプリ (UWP アプリ)、Java 関係です。

まじめなことを書くつもりでやっています。 適当なことは 「一角獣は夜に啼く」 に書いています。

Gradle の build scans 機能でビルドの情報を収集してブラウザ上で確認・共有できるぞ

Gradle に build scans 機能が追加されていることに気づいた。

Build scans are an important tool for developing and maintaining Gradle builds. They provide insights into exactly what your builds are doing, helping you identify problems with the build environment, dependencies, performance, and more. They can also help you understand and improve the build more generally, and make collaborating with others easier.

Build Scan Plugin User Manual

Gradle ビルドの情報を収集して、Gradle Enterprise (有償製品) か scans.gradle.com (Gradle が運営している無償の build scan サーバー) に送信し、web ブラウザ上で閲覧できるようにする、というもの。

試してみたところ、以下のような感じで閲覧できた。

Gradle の中身について詳しくなくても、なんとなくパフォーマンスの情報がわかったりしてなかなか便利。 (上のビルドは単純なものなのでそこまで有効活用できる気はしないけど、大規模なプロジェクトだったり、プラグインなどの開発をしていると有効活用できるのではないか。)

使い方

ドキュメントを見ればすぐに使える。

最初に試すときには、build.gradle ファイルはいじらずに ./gradlew --scan build という感じで --scan オプションを付けてやると自動的に build scan プラグインが適用された状態になる。 送信先は scans.gradle.com で、送信前には scans.gradle.com terms of service への同意確認がある。

収集される情報

上記部分に書かれている。 公開したくない情報が含まれないかどうかは注意が必要。